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ニャンコに必要な栄養素・成分辞典

猫と人間とは全く異なる動物です。
その為、必要とする栄養素も本質的に違います。

例えば、猫は人間とは異なり完全な肉食動物ですから、穀類などは摂取する必要がありません。
肉、つまりタンパク質がメインの栄養源であり、それ故に積極的に摂取したいのは肉類ということになります。

とは言え、肉だけ食べていれば良いというほど単純な話でもありません。
自然な状態で生きている猫は、捕獲した獲物(草食動物など)が食べた草や葉などの野菜をビタミンやミネラル源として摂取しているのです。

これらの条件を考慮すると、猫の栄養学は意外に複雑だということが分かります。
健康的な体を維持するには、栄養バランスをしっかりと整えることが必要不可欠です。

その為、私は【手作り食】はあまりオススメしません。
手作り食では摂取できる栄養のバランスが極めて不安定で、不足する成分や過剰摂取してしまう成分が殆ど間違いなく出てきてしまいます。

確かに手作り食は原材料を自分で決めることができるし、合成添加物が入る心配もありません。
しかし、栄養バランスのことは専門家に任せた方が絶対に安心!
その為、私は手作り食ではなく、品質の高いホリスティックフードを選んでいます。

ここでは、猫にとって栄養素がどんな働きをするかを解説していきます。 キャットフード選びとは直接関係ありませんが、参考にしながら製品を選んでみてください。

β-カロテン

β-カロテンは色素の一種。
摂取すると体内でビタミンAに変化します。
免疫を高めたり、骨や肌の健康維持に役立つので猫にとっても必要不可欠な栄養素と言えるでしょう。
強力な抗酸化作用を持ち、コレステロールの酸化を防ぐので、太り気味のニャンコに摂取してもらいたい成分です。

ビタミンB群

ビタミンB群は糖質を分解したり、酵素の働きを助けたり、新陳代謝を活発にしたり…
様々な働きを持っているのが特徴です。
不足すると、様々な不調を引き起こす原因になってしまうので、しっかりと補給したいところ。
バランスも大切なので、高品質なフードで補うのが理想的です。

ビタミンC

体内でコラーゲンの生成に携わったり、抗酸化作用を発揮してくれる成分です。
不足すると免疫力が低下してしまうので注意。
また、猫は体内でビタミンCを作ることができますが、外から摂取することも必要です。
バランスを考えながら摂取できるようにしたいですね。

カリウム

ナトリウムやカルシウムと共に神経や筋肉の機能を正常に保つ働きを果たします。
体内にあるナトリウムを排除する役割があります。
ナトリウムとカリウムのバランスは常に意識しておきたいポイントです。
しかし、やはり手作り食では、そのバランスをケアするのは難しいでしょう。

不飽和脂肪酸

人間の体内での働きと同じく、血中コレステロールを下げてくれるのが魅力。
肥満などの改善にも役立つ栄養素です。
様々な効果を発揮してくれるので、猫にとってもメリットの多い成分です。

ナトリウム

ナトリウムは猫にとって非常に危険な成分。
過剰摂取してしまうと、尿結石の原因になってしまうので注意が必要です。
(また、尿路疾患の原因の一つとして、ビタミンB6の欠乏も挙げられます。)

メインの原材料について解説

キャットフードのメインの原材料として使われることが多い素材について解説。 どんな栄養素が含有されているのかを説明します。

鶏(チキン)

鶏肉には良質なタンパク質が含有されています。
日常生活を健康に過ごすためのエネルギー源としてしっかり役立ってくれるでしょう。
ビタミンAが豊富に含まれているのが特徴。
また、アレルギー源となる可能性が低いのもメリットです。

鶏をメインに使ったフード:カナガンキャットフード

鮭(サーモン)

鮭はオメガ3脂肪酸が豊富に含有されているのが特徴。
消化・吸収も良く、嗜好性が高いのもメリットの一つです。
ビタミンB群や鉄分を豊富に含んでおり、ミネラルではリンやマグネシウムが豊富です。

鮭をメインに使ったフード:シンプリーキャットフード