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高齢猫用キャットフード

猫は成長段階によって必要な栄養素が異なります。成長期(子猫)、維持期(成猫)、高齢期(高齢猫)とライフステージに合わせたキャットフードを選んで猫の健康を維持しましょう。

ここでは、高齢猫用キャットフードの選び方についてご説明いたします。

高齢猫用キャットフードの選び方
猫は7歳以上になると徐々に老化が始まり、運動量が減少したり、消化機能が低下したりします。猫に老化現象が見られれば、キャットフードの切り替えを検討しましょう。

高齢猫用キャットフードを選ぶときは次のことを確かめると安心です。

・カロリー
猫は高齢になると運動量が減り、消費カロリーも減少します。そのため、維持期と同様のカロリーを摂取すると肥満になり、健康に害を及ぼします。高齢期になったら、成長期から20%程度摂取カロリーを減らして肥満を予防しましょう。
なお、維持期と比べて食欲が減っていない場合はエネルギー密度の低いキャットフードに切り替えます。ウェットキャットフードはドライキャットフードと比べて質量に対するカロリーが低いため、低カロリーでも満足感を得られやすいです。

・栄養素
高齢猫は成猫より代謝機能が低く、栄養素をエネルギーとして吸収しにくいです。よって、高齢猫には消化吸収されやすいキャットフードを与えなければなりません。
消化吸収されやすいキャットフードの特徴は良質なタンパク質が含まれていること。穀物主体のキャットフードを与えている場合はチキンやビーフ、サーモンなどの動物性タンパク質が主原料の食事に切り替えましょう。
腸の機能が低下して便秘になっている猫には食物繊維も重要です。食物繊維は体には吸収されませんが、整腸作用があり、便秘の改善に効果的です。

・食べやすさ
高齢期になると歯周病や歯槽膿漏になり、硬いキャットフードを食べられないことがあります。歯の調子が悪い猫には食べやすいキャットフードを与えましょう。
ウェットキャットフードはドライキャットフードよりも水分の含有率が高く、やわらかいため、歯周病や歯槽膿漏の高齢猫でも嚙みやすいです。
ドライキャットフードを与えたい場合はぬるま湯で30分程度ふやかすとやわらかくなります。


高齢猫の健康を維持するためにキャットフードは慎重に選びましょう。高齢猫に食事を与える時は水が不足したり、食事量が減ったりしていないか確認し、気になることがあれば早めに獣医の診察を受けることも大切です。